太陽光発電とは
光が太陽電池に当たることで、半導体の電子が動き電気が発生する発電方式です。
腕時計から宇宙衛星まで幅広く実用されており、最も身近なクリーンエネルギーです。
メリットとデメリット
■CO2排出量ゼロ
太陽光発電システムを製造するときにCO2を排出していますが、この排出量は2年程度で回収できるといわています。
一般に太陽光発電システムの寿命は、20年~30年程度はあるとされているので十分にエコであると言えます。
■無騒音
太陽光発電は、太陽光さえ当たれば電気を生み出してくれる発電方法です。
これ以上、音のしない発電方法は他に無いでしょう。
■どこでも設置可
日光さえ当たれば自宅の屋根や駐車場、壁など様々な場所に設置可能です。
規模を問わず発電効率が一定なため小規模・分散運用に向いています。
■発電量が不安定
太陽光が当たらない、夜間や雨天には発電することができないため、電力を毎日一定量供給するという「安定性」の面では弱い部分があります。
■送電線が必要
自宅で必要な電力をカバーする分には問題ありませんが、メガソーラーのような売電を目的とした場合は大量の電気をおくるための送電線が必要となります。
広くて日射量の多い土地があっても、送電できる容量があいていない場合は、メガソーラー等の建設には向いていないと思います。
太陽光発電のコスト
開発当初は非常に高価であり用途も人工衛星等に限られていました。近年はさらに低コスト化が進み、2010年から2015年までに約60%低下しました。
国際再生可能エネルギー機関(IRENA)の発表によると、2025年までに更に60%下げられると予測しています。
一般家庭への導入
一般住宅に太陽光発電システムを導入する場合は、補助金の有無にもよりますが、130~200万円が導入費用の目安となります。
商品や設置環境による違いもありますが、太陽光発電システム機器の耐用年数は一般的に20~30年と言われています。
月5000円以上の電気代を払っている家庭であれば十分検討する価値はあると思います。